「ラフで」「無造作な」表情を創るには「スムースで」「正確な造作」が必要です。​

ヘアスタイルの雰囲気や
質感を表す表現の中に
「ラフに」「無造作な」
というものがあります

どちらも、作り込まないとか
自然でありのままという風に
好意的に用いられる表現です

確かに、ヘアスタイルにおいて
カットで作る場合も
ヘアセットで作る場合であっても
無造作で、自然なスタイルは
支持されます

ただし
今日のブログタイトルの通り
「ラフで」「無造作な」スタイルを
創る場面において、まず
「ラフに」創る場合には「スムースな」
仕事が必要になります
(ラフに対してスムースという表現は
テニスの試合でサーブ権を決める時に
使われる用語であると認識しています
ラフとスムースは、対義語です)

そして、「無造作な」スタイルを
実現するためには「正確な造作」が
必要になってきます

ゲスト様ビフォア

いつも
50日前後でのご来店サイクルです

生え方の癖はとても良いので
髪のまとまりには何の不安もないのですが
その事が逆に作用してしまい
ともすると、まとまり過ぎて見えて
動きのない表情になってしまう

そんな状態を打破すべく
「スムース」で「正確な造作」を

目一杯、取り入れて
「ラフで」「無造作な」
表情を持つスタイルを、お創りします

カラーリングも明るめに施して

仕上がりです

手櫛を通していただいて
すぐの髪の表情です
量感の調整をしっかり行っているので
髪の動くスペースが
しっかり確保されています

襟足をしっかり締めて
骨格の補正も行なっています

うつむいた後、頭を上げる
その瞬間の写真です

日々の生活の中で、とても多い
動作の一つではないでしょうか

あえて、きっちりと作らずに
どこか、不安定な部分を作ったり
本来するべき工程を
少しイレギュラーにしてみたり
そういう所作のことを
「ハズシ」のテクニックなどと
呼びます

この「ハズシ」のテクニックは
しっかりと計算がされて
結果を、正確に導き出す術を
理解した上で行なうことが大前提です

それがなければ、それは
「ハズシ」ではなく「ハズレ」
です

湖面を優雅に泳ぐ白鳥の姿
でもひとたび
水の中に目を転じてみれば
一生懸命、水かきで水を掻いてる

見た目から受ける印象と
そのために行われる行動のギャップ
その意味では、今日のお話は
似ているかもしれません

私も、優雅なスタイルを創り続ける為に
一生懸命、技術をします

ご相談などお気軽に
お問い合わせくださいね

今日も読んでくれておおきに
NOBU