ノーマルなパーマもなかなか良いものです

デジタルパーマの作例をよく載せていますが
従来通りのパーマ（熱を使わない）も
とても素敵な感じです

ゲスト様ビフォア

デジタルパーマで良い質感が出せるのに
あえて従来通りのパーマをチョイスする訳

それは技術的な側面よりも、何よりも
彼女が「その風合い」を気に入ってくれているから

何より一番に重要視するところです
技術の押し売りはいけません

技術者目線で言うと
まず彼女の髪の履歴に
熱による処理のパーマがないこと

次に、とにかく頑固な髪で

しっかりと髪の内部に変化を起こしておかないと
（パーマをしっかりかけておかないと）
パーマの「ダレ」が早く起きる可能性があること

その辺りを考察しノーマルなパーマを
チョイスしています

ノーマルなパーマは
しっかりとしたカールやウェーブが得意ですが
反面、乾くと伸びてしまう性質も
持ち合わせています

悩ましいところですが
彼女のスタイリングには
その性質を利用します

パーマ工程ののち、しっかりドライ
仕上がりです

痛恨の撮り忘れをしたのですが、、
彼女の髪は乾かす前は
かなりしっかりしたウェーブです

それを利用して
ウェーブスタイルも楽しめるという利点も
従来のパーマにはあります

ゲスト様が求められることには
見た目以上に質感というものが
大きなウエイトを占めることがあります

しなやかで艶やかな髪
誰もが求めますよね

今日、ご紹介した彼女の髪は
このプロセスでも十分に質感を保てました

しかし、やはり適さない条件の髪があるのも事実

我々の素材の観察力が問われるところです

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