​髪を動かす、踊らせる、表情を創る、、etcカット技術の持つ可能性を形にする

髪を動かそう
髪を躍らせよう
そして表情を創ろう

と、思う

以下の写真は、今回のゲスト様
ご来店時の様子ですが、このままでは
上のように思っても願っても
それは叶わないはず

昨年の10月から伸びてしまって
ご自身ではどのようにも
できない状態です

髪質は、しっかりとしていて
キューティクルも厚く
水分量も豊富で潤いがあります
そして
彼女のセルフスタイリングを
難しくしているのが
彼女の髪の「生え癖」です

なんとしてでも地肌に接していたい
そんな意志があるんじゃないかってくらい
ペタッとしようとする生え癖です

髪の質が良くて、寝る生え癖、、
動き、表情を表現するには
一番、難しい条件です

まずはベースのカットを
濡らした状態でしっかり創ります
そして、全体を今度は完全に乾かします
生え癖が可視化できるようになりますから
しっかりと確認しながら
最重要な項目「ドライカット」を
施していきます

髪が動き始めて、表情が表れるのを
感じていきます

仕上がりです

髪が動きましたね
毛先も踊ってるように見えます
表情を感じます

襟足の両端は
前向きの生え癖が強いので
少し伸びただけでも
前から見えてしまいます

なので、スッキリとカットしました

柔らかいシルエットの
ショートスタイルになりました

お客様に何よりもお伝えすることは
髪の乾かし方です

言葉にすると難しいですが
「頭は丸い」と意識していただくこと
が、最重要です

人はよく、自分の頭を
「前、横、後ろ」と捉えがちです

ですが頭は完全ではないものの
形は球体です
と言うことは、断続的に角がなく
一回り髪も生えていると言うこと

そして、前、横と，認識している
その間の部分の存在を忘れてはなりません
前と横の間というのは、目の横と、
こめかみとの間くらいの位置に向けて
乾かすというイメージです

丸い頭に対して、放射状に丸く乾かすので
まるで自分の髪が丸いボールのような
形状になります(顔を下げてみるとよくわかる)

そうしてから、髪をかきあげて
整えると本当に自然に美しく仕上がります

このようなノウハウををお伝えする事も
技術と同じく私達の大切な仕事

何より
サロンでの仕上がりに近いものを
少しでもご自宅で再現していただけるように
することです

より多くの皆様のお役に立てますように

今日も読んでくれておおきに
NOBU