​ショートっぽいけど柔らかくして、そんな「わがまま」オーダーに応えるヘアスタイル

髪の毛という素材は
短くなると質感は硬くなりがち
いや髪の毛に限らず、
例えば河原にあるすすきの葉
長いものは、風になびきますが
根元あたりで切り取られた切り株は
とても硬くて、なびくことなどない

物質の持つ表情を
自らの手によってコントロールする
美容師の仕事は、改めて思えば
やりがいのあるものだなと感じます

ゲスト様ビフォア

定期的にお手入れしていただいています

「前回も良かったけど、少し変えてみたい」
そして、タイトルにもしました
「ショートっぽいけれど、柔らかく」
というご要望も頂戴しました

ベースのカットはもちろん大切です
そして、それ以上に大切なのは
乾いた状態で施すドライカットです

求めるヘアスタイルのご希望として
「柔らかい」という文言が発せられたなら
なおさら、ドライカットの重要性が
グッと増してきます

髪の表情を見て、動きを感じて
手触り，色艶、流れ、etc
神経を研ぎ澄ませて「髪の声」に耳を傾けます

仕上がりです

すっきりしたシルエットの
ショートボブです
短いけれど柔らかい質感です

襟足などは特にスッキリしています
でも、上に長さに余裕のある髪があるので
メリハリの効いたスタイルになっています

もちろんブラシなどは一切不要
むしろ使って欲しく無いです
手櫛で，しっかり乾かしていただきます

髪の動かし方で、こんな風に
雰囲気が変わります

左側も然り

髪と対話する
もちろんお客様とのお話が
最高に大切な事ですが、
お客様ご自身にとって
一番身近にあるはずの自分の髪の事を
理解することは大変，困難だと思います

ですから、我々、美容師がいる
そう言っても過言ではありません

お客様の大切な大切な
髪の毛の発する声を
お客様に代わって汲み取って
理想の形にしていく事
それが我々に与えられた任務です

一人でも多くのお客様の
お役に立てますように

ご相談などお気軽にお声掛けくださいね

今日も読んでくれておおきに
NOBU