髪の持つ癖を活かしきる事、素材ありきのショートスタイル

カット技術の役割は
多岐にわたりますが
髪の癖を扱いやすくする事も
そのうちの一つです

髪の癖というものは
お客様の頭の部位の
それぞれの場所で、髪は
全て異なる癖を、持っています

それは
根本からの生え癖であったり
髪そのものの癖であったりと
様々ですが

お客様にとって、扱いやすい
癖ばかりではありません

そのような状況において
カットの役割が担うものは
とても大きい

その中でも、何より、癖を活かして
扱いやすくする事は
美容師として至上命題ともいえます

ゲスト様ビフォア

ひと月ペースのご来店サイクルです
今見えている髪の表情は
すべて彼女の髪の癖によるもの

ご自宅では
手櫛で整えていただける事が
必須になります

片手にブラシ、片手にドライヤー、、
そんなヘアサロンのようなヘアセットは
ご自宅では、ほとんどの方が
されないと思っています

くせと向き合い、見極めて
おつくりします

仕上がりです

とにかくドライヤーをかける時は
ラフに、とにかくラフに
お願いしています

丁寧に乾かすほど
髪は美しく、まとまりません

ラフに乾かして最後にサッと整えて終了
それがベストです

でも、もちろん、それを実現する為には
正確で丁寧なカットが求められます

正しいカットがされていれば
お客様のご自宅でのスタイリングの
ストレスは大幅に軽減されます

働くとは
「端(はた)」を「楽(らく)」にする事
とも言われますが
私の場合、サロンでの「はた」とは
お客様のこと

お客様の日々のスタイリングが
楽になれば、自ずと他の事に
集中していただけるようになります

それぞれのお客様の
ライフスタイルのお手伝いを
髪型を通して、させていただける事は
本当に美容師冥利につきます

一人でも多くのお客様の
お役に立てますように

今日も読んでくれておおきに
NOBU