自己満足も、ゲストの為になるのなら、、

今日、ご紹介するスタイルは
いわゆるワンレングスボブです

前（サイド）に向かって、長くなっていく
いわゆる「前下がり系」のボブです

ここのところ
切りっぱなしボブなんて言われる
毛先をあえて
ブツッと切ったようなテイスト
も流行っていて
そんなオーダーも、どこの美容室でも
良く聞かれるんじゃないでしょうか

そんなボブを切っている美容師さん達は
ひとえにボブといっても
そこに自分の技術を集約し、
こだわりを持って
技術を施していらっしゃいます

ただ切っただけに見える
そんなスタイルの中にも
必ず、それぞれに工夫が凝らされているはずです

今日、ご紹介するゲスト様のビフォア

担当させていただいて
もうすぐ１０年になります

今回は３ヶ月ぶりのご来店で
「もう限界、、」と

オーダーは
サイドの長さは、アゴの下で
そこから後ろに向かって
すっきりとしていくボブスタイルです

ベースのカットは
しっかりと濡らした状態でカットして
ラインをハッキリと表現します

そして仕上げにドライをして
こからドライカットを、丹念に緻密に、繊細に施します

カラーリングも施して

仕上がりです

ラインがしっかりと分かるボブスタイルです

サイドに比べて、後ろはスッキリした印象です

さっき、丹念に、緻密に、繊細に、、と
書きました

でも、それって全て、私の自己満足です

お客様にしてみれば
「なんか後ろでチョコチョコやっとんな、、」
てな程度でしょう

そのチョコチョコしてる中身はというと
私の自己満足のフルコースです

もちろん、時間は気にします

不必要に無駄な時間をかけて
ゲスト様に迷惑をかけることは愚行です

でも、やっぱり
それなりにお時間は頂くことになります

それも、私の自己満足の為に、、、

先ほど
彼女を担当して、１０年になると書きました

彼女は、私のカットの仕上がりを
そして、次のご来店までのスタイルの
その時々の変化や、持ち、再現性を
とても気に入ってくれています

だからこその
１０年という長い期間の（そしてこれからも）
お付き合いだと私も自負しています

彼女以外にも
そう言ってくださるゲスト様が
たくさんいてくださるから
私のサロンは、元気に継続していけているんです

そう考えると、、
「自己満足も、ゲストの為になるのなら、、
ええんやないかな」と

それが、今日のブログのタイトルです

お客様に喜んでもらえない自己満足は
それこそ、本当の「自己」満足

でも、お客様に喜んでもらえているなら
それは「相互」満足になるんじゃないかな、と

これからも、そんな自己満足な仕事を
たくさんしていきたい

そう思います

今日も読んでくれておおきに。NOBU