気軽にカラーのニュアンスを表現するテクニック

先日
一部分の髪だけを、専用のペーパーに包んで
その部分だけに色味が入り
全体に馴染んで自然な仕上がりになる
そんなカラーの作例をご紹介しました

今回は、さらにカジュアルに、というか
ナチュラルな仕上がりを
求める場合に
使用するテクニックを紹介します

さっそくですが

こんな風にして、染めるんです

彼女の場合、根元には
少し気になるレベルの白髪が、ちらほらと、、

その白髪は、やはりなんとかしたい
でも、それだけじゃ、どうしても色味は沈みがちです

そんな時に、写真のような技術を用いて
毛先の部分を明るく染めていきます

白く見えるお薬は
髪を明るくする用の薬、というわけです

フリーハンドで
求めるところに、薬を付けて行きますが
刷毛を使う場合、このテクニックは
「バレイアージュ」などど呼ばれます

フランス語で「ホウキなどで掃く」という意味のようですが
まさに刷毛の部分で、シュッシュッと掃くように
髪に薬を塗布します

今回、私は、櫛の先に薬をつけていきました

その施術方法は
フロスティング（薄く霜が降りたような状の事）などと
呼ばれることがあります

仕上がりです

根元から毛先に行くに従って
少しずつ明度が上がるように
（根元が毛先と同じ明るさだと
光の当たる部分の関係で、根元の髪だけが
明るく色が飛んでしまっているように、見えてしまいます）

実際、この上の写真では
てっぺんに光が当たって
明るく見えています

よくよく見ると、所々に
薄く筋状に明るく染まった部分が
見えると思います

こうする事で、手櫛を通す度に
髪に美しい表情が生まれます

ちょっとの事で、素敵に変身できる事って
ワクワクします

そんなエッセンスを含んだ仕事を
たくさんしていきたいと思っています

今日も読んでくれておおきに。NOBU