「良い品、モノ」、だけじゃダメで、技術が伴ってこそ

今回も、お問い合わせの多い
ハナヘナによる２度染め
（グレイヘア＝白髪も染まります）の紹介です

それと、今回のブログで
申し上げたい大切な事柄を
タイトルにしています

ご新規で、ご来店いただいたお客様

後頭部、内側のカラーの
気になるところのアップの写真

特に、しっかりと
カウンセリングをさせていただきますが
その中で、お客様の言葉を
いかに、しっかりと「拾う」ことができるか？

お客様がおっしゃった、何気ない一言の中に
本音や希望が入っている事がある

彼女は、ヘアスタイルのシルエットを
とても気にされていました

「軽くしてって言ったのに膨らんじゃって」
「頭が四角くなっちゃって」
、、、
この言葉を聞いて、私は
嫌な予感しかしませんでした

肯定的に
前回の施術の意図を考えたいけど、、
同じ美容師である人の事は否定したくないから

でも
どれだけ、そう思おうとしても無理でした

そして、このようなケースは
負の連鎖が起こる事もあって

このように
カットやパーマ、カラーの「問題」によって
まとまらなくなった状態のお客様に対して
「じゃあ、まとまりのよくなる
良いトリートメントがありますよ！」、、
なんて事を、言い出すサロンさんがあったりして

「技術」の至らなかった部分を
「品、モノ」で補おうとする
そしてそれはもちろん有料で、、、

それって、どうなんやろう？
なんだか、私は悲しい気分になります

でも何より、悲しいのは
「そんな目にあった」お客様やからね

と、こんな偉そうな事を書いているけど
私も、だからこそ、しっかりとした
サロンワークをしないといけません

「技術」と「品、モノ」両方が
ちゃんと高レベルで揃った仕事を
お客様に提供したい

技術の展示をします

先ほどのビフォアの状態から
カットは、まずはウェットでしないと
解決しないと判断して、
最後に行うことにしました

１つ目の工程、ハナヘナの
「ナチュラル」を全体に塗布して

濡らして絞った
ホットタオルで包みます
（ヘナは乾燥を嫌います）

そして、３５〜40分、放置します

時間経過後、いったん、しっかり流して
今度は、ハナヘナの「インディゴ」を塗布して

同じように３５〜４０分、放置します

同じように
ホットタオルの上からラップを巻いて
その上からまたタオルを巻いて保湿しています

時間が経過したら、しっかりと流します

これは、カットの後
ドライした状態の写真ですが
しっかりとグレイヘアと、薄く染まっていた部分が
ケアされています

今回、カットはウェットで行いました
（ドライカットも仕上げて行っています）

それには意味があって
ヘナのインディゴ（最後の工程）を流し終わって
髪が湿っている状態を、しばらく継続する方が
色素の入りが良くなります

カットをしている時間を使って
その効果を狙いました

スタイルの仕上がりです

カウンセリングの時点で
半年〜１年くらいをかけて
仕上げていきましょうと、ご提案しました

前任の美容師さんの技術を
とやかくは言わないですが
とにかく美しくなって欲しいし

日々の扱いにくさからも
一刻も早く、開放して差し上げたいと思います

ありがたいことに、次回
年末のご予約も、お帰りの際に頂戴しました

私に、任せていただける限り
私は、私の持つ、全てのスキルを
総動員して全てのお客様に接します

美容師は本来、そんなのが当然やから
書くまでもないけど
とにかく
美しく、そして快適に、過ごしていただけるように
なって欲しいと思います

私のサロン、ラクイラの
ホームページ冒頭にも記している言葉ですが
私のサロンにお越しいただく全てのお客様へ

「あなたに、美しい人生を」

今日も読んでくれておおきに。NOBU