ストレートパーマ（矯正）のかかった髪に
デジタルパーマを

ストレートパーマ
中でも、矯正と呼ばれるものは
熱を利用して癖を伸ばします

アイロンで、スーッと髪を伸ばす作業を
経験された方も多いと思います

その時、髪の内部では
熱による「物質の変化」が起こっていて
矯正パーマなら、もともとあった癖が
薬剤の反応と、その後の熱処理によって
真っ直ぐになるわけです

この、物質の変化、というのが
実はキモの部分になってきます

この条件で、パーマをかけたい、となった時の話です

難しい話は割愛しますが
シンプルに言うと、
矯正ストレートの履歴のある髪に
従来通りのパーマ（濡らした状態で行うパーマ）を
施術する事は、とても難易度の高い作業になります

今日のスタイルのご紹介は
デジタルパーマなんですが
矯正パーマ＝熱系パーマ、そして
デジタルパーマも＝熱系パーマの
部類に入ります

シンプルに、相性が良いんですね

かといって
デジタルパーマが絶対安心か、と言われるとそうではなく
様々な注意点、留意すべき点があります

そもそも、矯正毛というのは
ダメージが相当数ありますから
当然のことではあります

そんな事を踏まえて、ゲスト様ビフォア

４ヶ月に１度くらいのペースで
矯正をされている髪です

元々は、しっかりとした髪をされていますが
やはり、矯正パーマの繰り返しの代償は
少なからず、存在します

今回のオーダーは、長さはカットしたくないとの事
レイヤー（段カット）を多めに入れて
軽やかにしたいとのこと

となると、傷んでいる毛先も切れないので
相当にケアをして、臨まなければなりません

慎重に、薬剤の選定をし
デジタルパーマを施します

仕上げ時に、質感を、よりよく表現できるよう
ドライカットで量感と質感の調整を施しています

「荒れた髪」には、絶対にしたくないと思いました

でも、気を抜くと
このような条件の髪は、簡単にそうなります

今回、なんとが髪が、頑張ってくれたようです

普段、ポニーテールにされる事も多いそうですが
そんな時でも、毛先にくるっとした良い質感が
表現できると思います

これからのシーズンに向けても、ぴったりな
ロングのデジタルパーマのスタイルをご紹介しました

今日も読んでくれておおきに。NOBU